横浜エリア 事務所用パーティションの設計・施工・販売 【有限会社グリーンアップ】

2021年8月5日 日本経済新聞掲載
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段ボール加工の神田産業(福島県須賀川市)は高強度段ボール加工品の販売を強化する。新型コロナウイルス禍の長期化で在宅勤務向けの防音室などが伸びているほか、ワクチン接種会場のパーティションなど感染予防の抗ウイルス製品を拡充する。景気変動の影響を受けにくい加工品を収益源に育てる。

神田産業は電気製品や食品などを入れる段ボール箱の製造を主力にする一方、ハニカム(蜂の巣)構造で強度を高めた段ボールの加工品による商品の多様化を進めている。

これらの製品を扱う「ハニリアル事業」の売上高はコロナ禍が本格化する前の2019年度(20年3月期)は約7000万円だったが21年度は約2億円、22年度は3億円強になる見通し。

全体の売上高に占める比率は19年度の約4%から22年度には20%弱になりそう。

高強度段ボールを加工した個人向け防音室「だんぼっち」は、もともとカラオケの練習やゲームプレーヤー向けに開発した商品だった。

最近は自宅からオンラインの会議や商談に参加するための利用が増えている。19年度の販売は380台だったが21年度は1000台以上になる見通しだ。

今後、大型商品になると期待しているのが大手塗料メーカーと共同開発した抗ウイルス製品だ。伝統素材のしっくい(消石灰)に新型コロナウイルスの感染性を失わせる効果があることを利用し、高強度段ボールにコーティングした。

昨年本格投入した飲食店のカウンター用の抗ウイルス間仕切りがヒットしたのに続き、今夏にはワクチンの接種会場などに使うパーティションの受注をはじめた。

「医療機関などからの引き合いが旺盛」(ハニリアル事業部)といい、主力製品に育つとみている。抗ウイルス製品は医療、飲食など幅広い分野の需要が見込めるため、今後も品ぞろえを増やす方針。

一方、前年度に売り上げが伸びた医療機関向けの救急医療室(ER)は需要に一服感が出ている。

梱包用の段ボールは大量生産と大量販売によってまとまった売上高を確保できる利点があるが、景気変動の影響を受けやすい。付加価値の高い高強度段ボール製品を伸ばし事業の安定性を高めたい考えだ。

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